大腸内視鏡検査
(大腸カメラ)COLONOSCOPY

最新の統計によると大腸がんは、部位別のがん死亡者数で肺、胃に続いて3位(女性のみでみると1位)で、男女ともに増加傾向にあり、40歳を過ぎる頃から死亡率が高くなっています。
早期の大腸がんは自覚症状に乏しく、自覚症状が現れた時にはある程度がんの進行が進んでいて、他の臓器に転移していることが多く、それが高い死亡率につながっています。

大腸がんは、早期発見・早期治療により完治する病気

罹患率・死亡率が高い大腸がんですが、早期発見・早期治療(ポリープのうちに切除すること)により100%近くの確率で完治可能ながんでもあります。
だからこそ、自覚症状がない段階での定期的な検診を強く推奨しています。

「会社の健康診断(便潜血検査)では問題なかったが、念のため内視鏡検査を受けたらポリープが見つかった」という例は多くあります。
内視鏡検査の受診を推奨する理由はまさにここにあります。
早期発見するためには、自覚症状が現れる前の検査が最も重要なのです。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の主な受診対象

  • 血便、便秘、下痢、腹痛が続いている方
  • 便が細くなった気がする、太い便がでない
  • 貧血の進行、体重減少が認められる方
  • 血縁者(3親等以内)で大腸がんになった人がいる方
  • 便潜血で1回以上陽性になった方
  • 40歳以上で大腸内視鏡検査を受けたことがない方
  • がんになった経験のある方(大腸がん以外のがんも含む)
  • 大腸にポリープが発見された方
  • 胃や胆のうにポリープが多発している方
  • 潰瘍性大腸炎、クローン病の方
  • 痔のある方

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)料金表

  1割負担 2割負担 3割負担
大腸内視鏡(観察のみ) ¥3,000前後 ¥6,000前後 ¥9,000前後
大腸内視鏡+病理組織検査(1カ所) ¥4,000前後 ¥8,000前後 ¥12,000前後
大腸内視鏡+病理組織検査(2カ所) ¥5,000前後 ¥10,000前後 ¥15,000前後
大腸内視鏡+病理組織検査(3カ所以上) ¥6,000前後 ¥12,000前後 ¥18,000前後
  • ※事前採血含む
  • ※2年に1度の診療報酬改定により変更あり

大腸内視鏡検査流れと注意点

1
検査予約
いま摂取されているお薬がございましたらお薬手帳を準備の上ご連絡ください。
電話番号は(045-681-0068)
お電話にてご予約の受付時間 平日9:00~12:00 16:00~18:30 土曜日9:00~12:00
気になる症状があったり、ご心配なことがあるなど何かございましたら、
1度来院して頂き、医師とご相談ください。初診の方や受診がお久しぶりの方も
一度診察をして頂いてからの予約となります。診察の予約もお電話でお取りできますので、
お気軽にお問合せ下さい。
2
一週間前までに来院
診察券・健康保険証・お薬手帳を持参してご来院ください。
当日のご説明と検査前日、当日の下剤をお渡しします。
3
検査前日
前日は、朝食・昼食・夕食をとることができますパンやうどんなどが、柔らかく消化のよいものをお召し上がりください。水分は多めに摂取するように心がけます。
  • ※20時以降の食事は控えてください。
  • ※お薬手帳を忘れずにお持ちください。
4
検査当日
指定の時刻までに来院してください。受付を済ませ、スタッフの説明に従って更衣室で順番をお待ちいただきます。
検査の流れ
苦しくなく内視鏡検査を受けていただくために鎮静剤を注射します。
鎮静剤により検査中の痛みはほぼなくなります。大腸内視鏡検査は、約15分で終了します。
ポリープが発見された場合はできる限りその場で処置をしますが、1cmを超えるポリープは切除せず、後日入院可能な施設をご紹介します。
5
検査後
検査後は1時間ほど安静にしていただきます。
その後、画像を見ながら検査結果の説明を行います。
ご不明な点、ご不安な点があれば遠慮なく担当医にお尋ねください。
  • ※検査日により、検査結果のお話が後日になる場合があります。
  • ※鎮静剤の注射をした場合は、検査後に自分で車の運転ができません。
    車でのご来院は避けてください。家族の方に迎えに来ていただくか、公共交通機関でのご帰宅をお願いしています。
  • ※食事は可能です。消化の良いものを少しずつ摂取するよう心がけてください。
    翌日からは通常の食事が可能です。ポリープ切除をされた方は、当日を含む数時間、消化の良いものを召しあがっていただきます。検査後に医師より説明があります。